適投

テキトーな備忘録

再利用できる自転車用グリップの外し方

自転車ではブレーキレバーを交換する際など、グリップをハンドルバーから抜く必要があります。

グリップを新しいものに交換するのであれば、カッターなどで切ってしまえば良いわけですが、特に取り替える必要がない場合などは再利用したいところ。また、カッターで切るとハンドルバーに傷を付ける恐れもあります。

そこで、再利用できてハンドルバーにも傷を付けないグリップの取り外し方の紹介です。

【用意するもの】

  • 竹串(太くて平たい持ち手の付いたもの)
  • 食器用洗剤
  • ストローまたはスポイト

※室内で行う場合は洗剤が床に垂れるので新聞紙などを敷きます。

  1. ブレーキレバーやシフター、ベルなどをハンドル中央(ステムの方)に寄せておきます。

  2. 外す方のグリップが下(地面の方)に来るよう自転車を倒します。45度くらいに傾ける程度で良いです。

     《注意》ギア付きの場合はディレイラーが地面に当たらないように

  3. 竹串をハンドルとグリップの間に差し込みます。差し込む位置は上側(地面から遠い方)です。串が折れたら面倒なので、あまり強引にやらずグイグイと適度に力を入れて差し込みます。すると、竹串の両サイドに三角形の隙間ができます。

    グリップ1

  4. 竹串の両サイドにできた隙間に、ストローかスポイトで洗剤を垂らします。すると、洗剤が三角形の隙間にスッと入っていきます。

    グリップ2

  5. 竹串を抜き、今度は横や下側に竹串を差して、先ほど上側から流し込んだ洗剤を回してやります。このとき更に洗剤を垂らしても良いでしょう。

    グリップ3

    串を抜きときは真っ直ぐ引き抜くようにし、抜けないときはペンチで串の持ち手を挟んで引っ張り、あまり串を曲げ過ぎないよう注意します。

    グリップ4

  6. 先ほどより強めに竹串を差し込み、隙間から洗剤を流し入れます。

  7. 5と同様に、横や下に串を差して洗剤を回してやります。

  8. グリップを強く握り、ひねるように(オートバイのアクセルのように)回します。軍手をしたり、タオルやキッチンペーパーをグリップに巻くと滑りにくくなります。

    グリグリひねっていると「パンッ」とハンドルからグリップが離れる感覚があり、グリップが回るようになります。外側に引っ張りながら回していると、そのうちスポンっと抜けます。

    グリップ5

まだ、グリップが回らないときは、串を差して洗剤を流し込む工程を繰り返します。このとき、前回より少しずつ串を奥まで差し込むようにします。

グリップを外したら、エンドキャップがグリップの中に入っている場合があるので、グリップの中央にある小さな穴に爪楊枝などを指してキャップを押し上げ、ラジオペンチで摘んで抜いておきます。

グリップ6

グリップ7

再度、グリップを取り付けるときは、ハンドルに差してグリップの端を手の甲でバシバシ叩けば入って行きます。手が痛いときはプラスチックハンマーなどを使うと良いと思います。

少し手間はかかりますが、これで古いグリップをまた使えます。